• No : 1189
  • 公開日時 : 2018/08/23 17:29
  • 更新日時 : 2018/08/24 17:10
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衣類のカビ対策について

回答

梅雨・長雨の時期は湿度が高く、人間には過ごしにくい面もありますが、カビにとっては絶好の活動時期になります。
大切な衣類をカビから守るために、カビの性質、発生予防策をご紹介します。
 
【カビとは】
真菌類と呼ばれるいきもの(微生物)です。衣類に付いたカビは、繊維の中に根をどんどん食い込ませ、繊維を分解して養分として広がっていきます。
カビは衣類に対して、変色、縮みや硬化(特に皮革製品)等の悪影響を与え、また繊維を傷つけるため、着用していると突然穴があいたり、破れたりすることもあります。
カビは繊維内部にまで入り込むため、ブラッシング程度では落とすことは難しく、いくら表面のカビを拭き取っても、再び発生します。
しつこいカビは「発生させない」ことが肝心です。
 
【カビを発生させてしまう条件とは】
①湿度:ほとんどのカビは20℃を超えると急速に活気づき、28℃あたりでは繁殖が最もさかんになります。
カビも人間にとって生活しやすい温度を好むため、暖房や冷房等が使われることでカビの発育に適した温度が一年を通して保たれていることになります。
 
②栄養:デンプンや糖分を好み、繊維製品ではウールや絹のようなタンパク質繊維や綿等のセルロース系繊維を好みます。
革製品は、皮に含まれる加脂剤が絶好の栄養源となるため、特にカビ対策は重要です。
また、食べこぼし等のシミには、多くの糖分やアミノ酸が含まれており、体から出る汗や脂汚れ等もすべて栄養源となります。
衣類は、保管前に洗濯やクリーニングをし、汚れやシミ等を取り除いて、カビの発生を防ぎましょう。
 
③水分:カビはジメジメした環境を好みます。湿度が60%を超えると発生しやすくなるため、室内の湿度を50%以下に保つことがポイントです。
 
【湿気を抑える工夫】
クリーニング後の衣類を収納する際、クリーニング店のビニールカバーは必ず外します。
また、クリーニング後の衣類は湿気を含んでいることがあるため、しばらく陰干ししてから保管することをおすすめします。
クローゼットは、衣類同士の隙間に親指が入る程度を目安に、つめこみすぎないように余裕をもってハンガーにかけます。
たまに押し入れやクローゼットを全開にして、湿気やよどんだ空気を追い出しましょう。
梅雨・長雨時期に保管中の衣類が吸った湿気は、晴れた日に陰干しし、風にさらして湿気を逃す虫干しがおすすめです。
 
【日常におけるカビ発生予防の心得】
・空気が高温多湿になる状況を防ぎましょう。
・結露の発生を防ぎましょう。
・衣類を清潔に保ちましょう。
・カビの栄養となるホコリや汗、汚れを取り除いてから保管しましょう。